現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 直6×FRは夢へと消えた。受注終了のマツダ6にフルモデルチェンジはある? 年次改良でMT廃止も

ここから本文です

直6×FRは夢へと消えた。受注終了のマツダ6にフルモデルチェンジはある? 年次改良でMT廃止も

掲載 335
直6×FRは夢へと消えた。受注終了のマツダ6にフルモデルチェンジはある? 年次改良でMT廃止も

受注終了のマツダ6、次期型登場は秒読み?
現在、マツダのフラッグシップである「マツダ6」はセダン・ワゴンともに受注を終了しています。

マツダの公式サイトでは、あくまで“現行モデル”の受注が終了したという表現であることに加えて「販売再開時期は改めてご案内いたします」との文章も見られることから、しばらくすると次期型が登場するかのようにも思われます。

>>マツダ6(セダン)の専門家レビューをチェックする

一方、昨今のマツダ6が置かれた状況を見ると、フルモデルチェンジしたマツダ6が登場する可能性は極めて低いと言えそうです。

>>マツダ6(セダン)のスペック詳細はこちら
>>マツダ6(ワゴン)のスペック詳細はこちら

日本車離れしたデザインと走りが魅力も不振が続く
マツダ6の現行モデルは、2012年に「アテンザ」の名称で登場して以来、2019年8月以降はグローバルでのモデル名である「マツダ6」へとその名を変えながら、実に10年以上にわたってフルモデルチェンジを果たすことなく現在に至ります。

マツダ6は、マツダのフラッグシップモデルらしく日本車離れした流麗なデザインと「SKYACTIV TECHNOLOGY」を活かした“人馬一体”の走りを大きな特徴としてきました。

また、現在では珍しくなったMTモデルをラインナップしていることもマツダ6の魅力のひとつです。

ただ、基本構造に古さが目立ってきたことに加え、セダンやワゴンの人気が下火になったことも重なって近年では販売不振が続いていたのも事実です。

>>マツダ6(セダン)のスペック詳細はこちら
>>マツダ6(ワゴン)のスペック詳細はこちら

次期マツダ6は登場しない!?
一方、2022年9月にはマツダの次世代を担う「ラージ商品群」の第1弾として新型SUVの「CX-60」が登場しています。

CX-60は、小排気量化が進む昨今においては異例とも言える、3.3Lの直列6気筒クリーンディーゼルエンジンを搭載していることに加え、FRレイアウトを採用している点も話題となっています。

すでに多くの受注を獲得し滑り出し好調のCX-60ですが、同じプラットフォームを採用したセダン・ワゴンモデルが登場するという噂も過去にはあり、一部ではこの新型FRセダン・ワゴンが次期マツダ6になるとの見方もあります。

ただ、2列シート仕様のCX-60に対し、3列シートを備えた「CX-80」というモデルが追加されることをマツダは公式にアナウンスしていますが、セダン・ワゴンモデルについての発表は現在のところありません。

また、「マツダ6の後継車を発売する予定はない」というマツダモーターヨーロッパの幹部によるコメントが海外メディアによって報じられるなど、マツダ6の今後については不透明な状況が続いています。

>>マツダ CX-60のスペック詳細はこちら
>>マツダ6(セダン)のスペック詳細はこちら
>>マツダ6(ワゴン)のスペック詳細はこちら

まもなく登場する2023年モデル、その変更点は?
こうした現状から、近い将来マツダ6にフルモデルチェンジが行われる可能性は低く、年次改良を行いながら生産終了となると見られます。

直近の日本市場においては、2022年11月上旬より一部改良が施されたモデルの受注を開始する見込みです。

2023年モデルでは、おもに各種の規制対応がメインとなり大規模な変更は行われない見込みですが、一方でMT仕様が廃止されると見られています。また、2023年モデルの登場に合わせて、特別仕様車も設定される予定です。

販売店関係者によれば、10月20日ごろには詳細な情報が明らかになるとのことですが、昨今の情勢を見ると後ろ倒しになる可能性もあると見られています。

>>マツダ6(セダン)のスペック詳細はこちら
>>マツダ6(ワゴン)のスペック詳細はこちら

マツダ6は“買い”か?
このように、少なくともマツダ6のフルモデルチェンジは当面の間行われないものと考えられます。

マツダ6は、現時点で最新モデルのCX-60はもちろん、2017年に2代目へと進化した「CX-5」と比べても古さが目立つ部分も多く、フラッグシップというにはやや物足りないモデルです。

ただ、美しいデザインと優れた走りはいまだに健在であり、新車でも中古車でも競合モデルに比べて割安な1台となっています。

そのため、いまマツダ6を検討するのであれば、機能面の物足りなさを補うだけの魅力が買い手に感じられるかが焦点となりそうです。

写真:マツダ

>>マツダ CX-60のスペック詳細はこちら
>>マツダ CX-5のスペック詳細はこちら
>>マツダ6(セダン)のスペック詳細はこちら
>>マツダ6(ワゴン)のスペック詳細はこちら

こんな記事も読まれています

最強au TOMSのセットアップを真似て勝利掴んだDeloitte TOMS。今までそれができなかったのはなぜか? 転機となったSFでの“気付き”
最強au TOMSのセットアップを真似て勝利掴んだDeloitte TOMS。今までそれができなかったのはなぜか? 転機となったSFでの“気付き”
motorsport.com 日本版
ヤマハ:鮮烈な初日から一転し苦戦。リンス「マシンの感触が変わった」/第7戦イタリアGP スプリント
ヤマハ:鮮烈な初日から一転し苦戦。リンス「マシンの感触が変わった」/第7戦イタリアGP スプリント
AUTOSPORT web
圏央道の渋滞鬼門「八王子JCT」を避けられる? 中央道へ逃げる“2つのバイパス”とは? 超ショートカット&整備中ルート
圏央道の渋滞鬼門「八王子JCT」を避けられる? 中央道へ逃げる“2つのバイパス”とは? 超ショートカット&整備中ルート
乗りものニュース
FIA、F1の予算制限の規定を見直し。産休手当やチームスタッフの福利厚生を制限から除外へ
FIA、F1の予算制限の規定を見直し。産休手当やチームスタッフの福利厚生を制限から除外へ
AUTOSPORT web
運転中に雨で前が見えづらいです。 「フロントガラスの手入れ」はしたほうが良いのでしょうか? 自分でやるコツはあるのでしょうか?
運転中に雨で前が見えづらいです。 「フロントガラスの手入れ」はしたほうが良いのでしょうか? 自分でやるコツはあるのでしょうか?
くるまのニュース
イケメン度高めなロイヤルエンフィールドのミドルクルーザー『スーパーメテオ650』にアクティブバイク女子、指出瑞貴が乗ってみました!!
イケメン度高めなロイヤルエンフィールドのミドルクルーザー『スーパーメテオ650』にアクティブバイク女子、指出瑞貴が乗ってみました!!
バイクのニュース
ベクトリクスが新型『I-Cargo』を初公開予定…BICYCLE-E・MOBILITY CITY EXPO 2024
ベクトリクスが新型『I-Cargo』を初公開予定…BICYCLE-E・MOBILITY CITY EXPO 2024
レスポンス
EV小型トラック用タイヤにスポーツカー向け以上のこだわりが…エコ性能が高まれば、送料だって安くなる!?【Key’s note】
EV小型トラック用タイヤにスポーツカー向け以上のこだわりが…エコ性能が高まれば、送料だって安くなる!?【Key’s note】
Auto Messe Web
「カワサキコーヒーブレイクミーティング in とっとり花回廊」は6月23日開催!事前エントリーで「Kawaガチャ!」を狙おう  
「カワサキコーヒーブレイクミーティング in とっとり花回廊」は6月23日開催!事前エントリーで「Kawaガチャ!」を狙おう  
モーサイ
【首都高情報】首都高速が2024年6月の渋滞予想カレンダーを発表。渋滞は少ないがPAの閉鎖に注意!
【首都高情報】首都高速が2024年6月の渋滞予想カレンダーを発表。渋滞は少ないがPAの閉鎖に注意!
Webモーターマガジン
次世代“小型軽量”F1マシン登場の2026年シーズン、最低重量をクリアするチームはゼロ? ウイリアムズ代表が予想
次世代“小型軽量”F1マシン登場の2026年シーズン、最低重量をクリアするチームはゼロ? ウイリアムズ代表が予想
motorsport.com 日本版
中上貴晶、追い上げる展開のスプリントで16位「リヤのグリップに苦戦」/第7戦イタリアGP
中上貴晶、追い上げる展開のスプリントで16位「リヤのグリップに苦戦」/第7戦イタリアGP
AUTOSPORT web
70年の歴史上初の電動化&全輪駆動!「シボレー・コルベットE-Ray」、歴代最速の加速性能を引っ提げて登場!
70年の歴史上初の電動化&全輪駆動!「シボレー・コルベットE-Ray」、歴代最速の加速性能を引っ提げて登場!
LE VOLANT CARSMEET WEB
「スズキモーターサイクルコレクション2024」6月は高松、仙台で開催!『ハヤブサ』も間近に
「スズキモーターサイクルコレクション2024」6月は高松、仙台で開催!『ハヤブサ』も間近に
レスポンス
スコット・ディクソン、コーション8回の荒れたレースを制して通算58勝目。プルシェール初のトップ10|インディカー:デトロイト
スコット・ディクソン、コーション8回の荒れたレースを制して通算58勝目。プルシェール初のトップ10|インディカー:デトロイト
motorsport.com 日本版
「長く待ちすぎると手遅れになる」周冠宇、2025年に向けあらゆる選択肢を注視。ザウバー/アウディとも話し合い
「長く待ちすぎると手遅れになる」周冠宇、2025年に向けあらゆる選択肢を注視。ザウバー/アウディとも話し合い
AUTOSPORT web
三菱の「ランエボ“クーペ”」!? 斬新ボンネット&流麗ボディ採用の「2ドアスポーツ」に反響も! 次期型エクリプスな「C-RA」が話題に
三菱の「ランエボ“クーペ”」!? 斬新ボンネット&流麗ボディ採用の「2ドアスポーツ」に反響も! 次期型エクリプスな「C-RA」が話題に
くるまのニュース
バイクにも存在する? クルマを預けた際に使える「代車サービス」
バイクにも存在する? クルマを預けた際に使える「代車サービス」
バイクのニュース

みんなのコメント

335件
  • 今までMTを残してくれてたのはマツダの良心だよな
    車好きがいくらMTを!って言っても実際売れないんだからしょうがない(泣)
  • 本当は、マツダはMazda 6,Mazda9とか
    FRセダン/ワゴンのラインナップを揃えたかったのだと思う。
    メルセデスのC~Eクラスに匹敵するような。
    ただ、マツダ自体の体力不足とSUVブームに則ってCXシリーズの拡張に至ったのだろう。

※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

296.2466.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

135.8410.3万円

中古車を検索
MAZDA6 セダンの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

296.2466.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

135.8410.3万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村